不当なストレスから距離をとること

人は不当なストレスでダメになっていく。
逆に言えば、ストレスを軽減すれば回復する。身が軽くなる。

 

ハフポストの記事より
4月の自殺者数が前年比で約2割減 「職場や学校に追い込む何かが…」という声も
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ebb58afc5b6ae915a8be073

令和2年4月の自殺者は、前年同月比で-19.8%だった。
月別に見ても、記録的な減少幅である。

●月別自殺者の推移
令和 2年4月:1455人 ←今回
平成31年4月:1814人
平成30年4月:1825人
平成29年4月:1940人
平成28年4月:1880人
平成27年4月:2094人
引用:令和元年中における自殺の状況
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R02/R01_jisatuno_joukyou.pdf

 

一斉休校や在宅勤務などが広まったことにより、
ストレスの温床となる場所に身を置かなくなったことが、要因だろうか。
心が壊れていくような場所からは物理的に距離をとることが重要である。

 

学校の場合、授業を休み続けるのは容易ではないだろう。
例えば、N高等学校はオンライン学習で高校卒業資格を取得できる。
わざわざ学校に通わなくても義務教育を受けられる制度が
もっと、普及すれば良いと思う。

 

会社の場合、長期間休むとなれば休業手当や傷病手当などが
適用される場合がある。
探してみれば、いくつかの救済措置が見つかるので、
利用してみるのも良いだろう。

 

いずれにしても、不当なストレスで身を滅ぼしてしまうことは
もったいないことだ。
ときには逃げることも大事である。

自殺リスクを軽減するためにできること

外出自粛は孤独を深めていく。
孤立すれば、悩みを相談する機会もなくなる。
人は悩みを抱えるほど、思考が鈍化していく。
そして、心理的視野狭窄に陥ることで、自殺のリスクが高まる。

 


神戸新聞NEXTの記事より
「コロナ疲れ」相談増 うつ、自殺リスク懸念
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202005/0013333008.shtml
①相談
精神保健福祉センター等で相談を受け付けている。
 ただ、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小していたり
 休止している団体もあるので、場合によっては繋がらない可能性もある。
②セルフケア
→記事内では日本うつ病学会の自己管理術が3つ抜粋している。
 どれも気軽に実践できるので試してみてはどうだろうか。
 特に、日光はセロトニン神経を活性化させる働きがある。
 セロトニンが欠乏すると不安障害や鬱病にかかりやすくなる。
 精神を整えるつもりで日光浴をしてみてはどうだろうか。

 

悩みは一人で抱え込まずに、発散できる経路を確保すること。
そして、セルフケアをして自分を大事にすること。
憂鬱や不安から身を滅ぼさないように、気を付けていきたい。

自殺警戒の記事より

ヤフーニュースより

学校再開後のいじめ自殺警戒 「コロナストレスも」 専門家

https://news.yahoo.co.jp/articles/c294513ec26ce4805b0f1d36bf8f7e71d4cd1bfd

 

学校内では逃げ場は少ない。

転校などで学ぶ環境を変えられるが、転職と比較して容易ではない。

 

 

ヤフーニュースより

「異次元の生存支援」で、新型コロナの影響から自殺を防げ

https://news.yahoo.co.jp/byline/yasushimizu/20200510-00177811/

>自殺は、平均4つの悩みや課題が連鎖する中で起きることが、

>自殺者523名を対象とした聞き取り調査から明らかとなっている。

 

抱えている悩みが増えるほど視野が狭くなる。

社会不安の昨今、悩みや課題とどう付き合っていくかが大切になる。

 

 

厚生労働省の電話相談の一覧を下記に載せておく。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/soudan_tel.html

新型コロナウイルスに関する自殺相談の記事

毎日新聞の記事より↓

コロナ拡大で増える自殺相談 支援団体「1人抱えず、心の内を打ち明けて」

https://mainichi.jp/articles/20200508/k00/00m/040/274000c

 

自殺に至る理由は「収入が減り生活が立ちゆかない」「人と会う機会が減り孤独を感じる」などの不安によるものが多いという。

生計を立てられないほど経済が悪化すると人は死を連想する。

周囲に相談できる環境がなければ、なおさら。

記事内に、ホットラインの番号が記載されている。

悩んでも明確な答えがでてこない時代だ。

自殺に至る前に相談してはどうだろうか。

無戸籍者に関して

法務省の統計によると、無戸籍者は2014年9月10日~2017年11月10日の期間で1522人が把握されている。

そのうち803人が無戸籍状態を解消している。

引用元:http://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/boryoku/siryo/pdf/bo90-5.pdf

 

しかし、まだ認知されていない無戸籍者が多数存在していると言われている。

 

なぜ無戸籍者が発生するのか

主な原因として、離婚後300日問題がある。

 

民法772条には下記に記されている。

第772条
  1. 妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。
  2. 婚姻の成立の日から二百日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する。

引用元:https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E6%B3%95%E7%AC%AC772%E6%9D%A1

 

離婚後300日以内に生まれた子は遺伝関係の有無にかかわらず前夫の子だと推定されてしまう。(嫡出推定)

出生届も前夫の子として提出しなければ受理されることはない。

子の出生を前夫に知られることを恐れ、出生届の提出を見送ってしまい、その結果無戸籍状態になってしまう。

 

 

無戸籍者の不利益

・住民票が作成されない。

国民健康保険の加入ができない。

・銀行口座の開設ができない。

等々の不利益があり、他にも学校へ通うことや就職に対する困難が挙げられる。

 

引用元:http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2016pdf/20161003098.pdf

「3.無戸籍者の現状」によると、

実際は無戸籍の場合でも大抵のことは戸籍を持つ者と同じようにできる。

しかし、自治体職員の知識欠如や思い込みから、相談に来た無戸籍者に「できない」と回答してしまうことがあるという。

 

 

戸籍を取得するためには

法務局に無戸籍者の為の相談窓口が設置している。

引用元:http://www.moj.go.jp/MINJI/minji04_00047.html

その為、最寄りの法務局・地方法務局及びその支局に足を運んでもらうことをおすすめする。

引用元:http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/kakukyoku_index.html

 

民法772条による無戸籍児家族の会でも相談を受け付けている。

引用元:https://ameblo.jp/family772/